親子
その昔、悪いことをやっていたころのお話です。
そのことを決して美化するお話ではありませんので、どうかご理解ください。
その日もぼくはいつものように1本背負っていましたが、
状況もあまりよくないことに加え、夕方には用事があったので少し早めに引き上げることにしました。
帰路につく途中、一組の親子(父親と息子)と会いました。
息子さんはまだ小学校高学年と思しき様相です。
テクテクと父親の後をついてきて、こんにちわ!とあいさつしてきました。ぼくも、頑張ってね!と一声かけスライドしました。
その後黙って歩くも、予定より早めに車まで戻れそうなので、もう1本くらい狙ってみようと欲たかり、
運よくもう1本追加したところでロッドをしまいました。
そして腰を落ち着け持ってきたおにぎりをほお張りながら一服していたところ、先ほどの親子が戻って来ました。
ふと見るとそのお父さんのリュックは適度に膨らみ、背負っていることが一目で分かりました。
ぼく:「おっ! お父さん釣ったんだねぇ!」
子:「違うよ! 僕が釣ったんだよ!」
親:「いやー面目ない! 息子にやられちゃって。(笑)」
状況が状況だけに不謹慎かもしれませんが、親子っていいなっ! と純真に思える一日でした。
父親の最後のセリフの後の続いた(笑)の表情に、(泣)と言うかげりがあったのを、ぼくは見逃しませんでしたよ(笑)